皆さんこんにちはヤマゴリです。
今日は、日本の金融トレンドを代表するようなニュースがありましたので、紹介したいと思います。
定期預金100倍の概要について
「三菱UFJ銀行」は2023年11月より、期間が10年の定期預金を0.002%から100倍の0.2%へ引き上げることにしました。例えば、100万円の10年満期の定期預金をした場合、今までですと5年後には約100円の利息がつきましたが、2023年11月以降に預けた定期預金については、約10,040円の利息がつくことになります。
これは、かなり大きな違いですよね!!?同じアクションを起こすにしても、約9940円の差額があることになります。
10年よりも短い預金については次のとおり
間が5年と6年の定期預金の金利は0.07%
▽7年と8年、それに9年の金利は0.1%
いずれも、預金の金利が上昇トレンドですね!
100倍の背景について
100倍の背景となったのは、日銀(日本銀行)の金融政策の運用を柔軟化して、長期金利の上限を引き上げたことをきっかけに、国債の市場では長期金利の上昇が続いています。
日銀とは、三菱UFJ銀行などの銀行に金を貸すことを仕事にしている銀行ですので、その日銀が金利を上げると、三菱UFJ銀行からするとコストが上がるわけですので、売上である、企業への貸出金利を上げるとともに、顧客からの預かった時の金利も上げます。
そもそも金利はなぜ上がるのでしょうか?金利は安い方がみんな嬉しいですよね?
例えば、自動車を買いたいなと思っても、金利が低い方が、支払い総額が安くなりますよね
つまり金利が低いということは、自動車を「買おうかな」「買えるな」と思う人が増えるわけです。
つまり、買いたい人が多くなるということは、企業としては、値段を上げても売れる。
つまり、自動車の値段が上昇トレンドにのる、つまり、物価高騰につながるというわけです。
物価上昇しすぎると大変です。生活コストが上がってしまい、出費ばかりが増える世の中になってしまいます。
そこで、日本銀行は金利を上げます。金利を上げると、自動車を買うときの支払い総額が増えます。
すると、民衆は自動車を買うことを「ためらいます」「諦めます」のどちらかの思考になります。
すると、買いたい人が減るため、企業としては、値段を下げてでもお客さんを獲得しようとします。
すると、値段が低下トレンドになります。
このように、金利で物価をコントロールしているわけです。
ここから予想される金融の未来について
今後の金融の未来というものは、予想することができません。
ただし、決まっていることもあります。
総人口の減少
高齢化社会の推進
環境保護の推進(地球温暖化対策)
などは、今後も続く長期トレンドです。
まとめ
今回は、三菱UFJ銀行の定期預金の金利について書いていきました。
日本は長らく、停滞する経済、上がらない金利、というトレンドが続いてきました。
これが、変わるきっかけとなるかもしれないニュースが
この三菱UFJ銀行の定期預金金利0.2%となる。というニュースです。
これに他の金融機関も追随するでしょうし、
金融市場から今後も目が離せませんね!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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