本多静六について

家計簿

こんにちは、ヤマゴリです

今日は、日本人の偉人について書いていこうと思います。

その名も「本多静六」。

あまり、知らない人も多いのでは無いでしょうか?

本多静六さんは、多彩な才能を発揮した人として有名ですが

今日フォーカスしたいのは、蓄財についての才です。

それでは早速いきましょう

本多静六とはどういう人

本多静六さんは、1800年代半ばから1900年代にかけて活躍された人です。

今から考えると100年前に活躍した人なんて

今と違いすぎて参考にならないのでは無いでしょうか?

ところが、そんなことはないのです。

今でも十分通用する考え方、むしろ、人間の蓄財ゲームの本質は、今も昔も変わっていないのだな。

時代を経ても普遍なのだなと感じることが多くなります。

まず、本多静六さんを語る上で一番重要なことは、「経営者ではない点」です。

本多静六さんの職業は、旧東京大学の教授、つまり、現在の東京大学の前身となる学校の教諭です。

つまりサラリーマンであることです。

私たちと変わらないサラリーマンです。

「でも東京大学の教授ならば、さぞ給料が良かったのではないか?」

と思う方もいると思います。

昔の日本の物価なので、単純比較ができませんが、現在の金額に直すと25歳時点の手取りは約25万円だったようです。なお、それでいて、親戚やらなんやら、かんやらで9人家族だったのです。

親戚でも噂となり「東大の先生をしているなら、さぞ給料が良いだろう」

と思われていたようです。

9人家族では、貯金は貯金は貯まらなかった。

本多さんは、東京大学へ勤める前に、ドイツへ留学していたのですが、その際に、師匠と呼べる人にあったそうです。

そのドイツ師匠からの教えがこれです。

「いかに教授といえ、財産なければ、やりたくもない仕事をやらされてしまい、研究どころでなくなってしまう。まずは、財産を作らなければならない」

それを聞いていた本多さん、なんとか財産を作りたいのですが、9人家族です。

考え抜いた本多さんはある作戦を立てます。それが

「本多式4分の1天引き貯金法」です。

雪だるまの芯について

本多さんは、財産は複利で増えることを確信していました。

つまり、財産形成には、貯金だけでは足らずに、投資が必要であることを認識していました。

現在でも、「投資コワイ」という人が多い印象を持っていますが

本多さんは投資について次のように書いています。

「投資で重要なことは、安全確実である。しかしながら、絶対安全のみを期していては、いかなる投資にも手も脚もでない。絶対安全から比較的安全までは歩み寄らねばならぬ」

本多さんの時代は、山林に投資したそうです。当時は鉄道をどんどん作る時代で、鉄道が作られるとその周辺の山林も栄えて価値が上がっていくため、それを実行したようです。現代ではこの投資法は難しいかもしれませんが、根本の考え方は参考になります。

投資によって、「雪だるま式」に財産を増やしていくことができる。しかし、いくら雪だるま式とはいっても、雪だるまの真ん中の芯が小さくては、インパクトも小さいです。

雪だるまの芯を大きくする方法が、「本多式4分の1天引き貯金法」です。

これは、本多さんが25歳の時から実行している貯金法なのですが、どういうものかというと

手取り月収25万円が入ったらそのうち、4分の1つまり、6万円ほどを最初に強制天引きして貯金して、残りの19万円ほどで生活をしていくというものです。また、ボーナスなどの臨時収入は全て貯金額し、そして投資し、それが利子を産んだらそれを通常収入に含めて、以下繰り返しということです。

ですので年間の貯金額を式に表すとこうなります。

年間投資額 = 通常収入 × 1/4 + 臨時収入

最初、始める時はキツかったとありましたが、徐々に生活が楽になっていくので誰でも続けられますということでした。

また、この貯金法は、本多さんが発明したものではなく、2500年も前にお釈迦様が経典で解いておられた貯金法だそうです。つまり、着実に、確実に貯めるには、収入が最初からなかったものとした天引き貯金これしかありません。

現代にアレンジするならば、銀行の定期積金をすることです。

人生計画の重要性について

本多さんは、人生計画を立てることが重要であると説きます。

「人生即努力 努力即幸福」

なぜ、人生は努力することが大切なのでしょうか?

努力するとは、何か自分ができるようになりたいこと、上手くなりたいことがあって、今はそれができていない状態出る。それをできるようになることを繰り返すことによって、できるようにしていこうね!ということが努力です。

なぜ、努力が必要なのでしょうか?

人生の幸福とは、他人との比較で得られるものではないと説きます。他人との比較で、自分が優っているならば、多少の優越感に浸ることができますが、自分が劣っている場合は、これ以上ない劣等感に苛まれてしまいます。

それを考慮すると、幸福は、自分と比較した方が良さそうです。自分といっても過去の自分。つまり過去の自分よりできることが増えた。とかできなかったことができるようになったとか。それによって幸福を感じると、基本的には優越感の幸福しか生まれないことになります。

また、できるようになることというのは、努力したらすぐできるものではなく、やり続けてやり続けて、徐々に上達していくものです。つまり、努力している過程そのものが、だんだん良くなるものなので「人生即努力 努力即幸福」の努力即幸福とは、やり始めれば、今の自分よりレベルアップした明日の自分がいることが私自身に幸福を与えてくれるのです。

また、人生計画の重要性についても説いています。計画と聞くと、立ててもどうせうまくはいかない。思い通りにいかない。計画なんて立てる方が堅苦しい。人生将来は、わからない方が楽しみ。と思われがちです。

計画とはなんなのか?

自分の将来が良くなる。良くなっているという実感があれば、人生は幸せになっていきます。つまり計画を立てるときは、今の自分よりもいくぶんかマシになった自分の計画を立てると思います。そして、それに向かうための道筋も点々と書いていきます。つまり、これは、努力の予定表なのです。この努力をする。すれば、自分の描いた自分に近づくことができる。その努力は、義務的なもの、やらされているものではなくて、自分が幸福を感じるものであるから、その予定表通りやると、あら不思議!幸福の無限ループに入っていくのです。

まとめ

本多静六さんの

4分の1天引き貯金法

人生即努力 努力即幸福

人生計画は努力の予定表

について書いていきました。

まずは、貯金を増やすことから始めましょう。

貯金を増やすためには、まずは固定費をカットすることから、固定費をカットするなら、まず、保険を見直すこと、家計にダイレクトで影響を与えるのでオススメです。

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